航空機で節税
2014年9月29日更新
安部政権の経済政策「アベノミクス」によってある節税対策が注目を浴びています。
それは航空機リースです。その仕組みは、複数の法人が組合に出資し、その組合が航空機を購入して航空会社に貸します。
当初は航空機の減価償却費などの経費がリースによる収入を大きく上回り、その後に収入が経費を上回る仕組みになっています。このため、当初は大きな損失が出ますので本業の利益と相殺し、利益を先送りすることが出来ます。現在、法人税の実効税率は約38%ですが、今後は30%を割り込む程度になる模様です。法人税率の高い間は赤字で納税せずに、今後税率の下がった時に利益を出すことで節税できる事となります。
また、赤字が出ることにより法人の株価が下がり、株価の高い持ち株を一気に相続・贈与できる事にもなります。
航空会社は1機あたり数十億円する航空機を多く保有するとコストがかかる事や格安航空会社の台頭により以前に増してリースする傾向にあります。
非常に良いように聞こえる話ですが、出資規模も億単位ですので対象となる法人は少ないとは思いますが、対象となる法人さまはご検討されてはいかがでしょうか?