個人型確定拠出年金制度 (iDeCo イデコ)
2017年2月9日更新
個人型確定拠出年金制度をご存じでしょうか。
個人型確定拠出年金制度は、老後生活をより豊かにするため、自営業者の方(国民年金1号被保険者)、公務員を含めた会社員の方(国民年金2号被保険者)や専業主婦・主夫等(国民年金3号被保険者)を対象として、確定拠出年金法に基づき、国民年金基金連合会により実施されている年金制度です。※公務員や専業主婦・主夫等、企業年金に加入しているサラリーマンの方も利用出来るようになったのは今年からです。
個人型確定拠出年金には様々な税制面での措置があります。拠出(積立)時には、掛金全額が所得控除の対象となります。運用時には、利子や配当等の運用益に対する源泉分離課税等はありません。受給時、老齢給付金を年金として受け取る場合、雑所得として公的年金等控除の対象となります。また一時金として受け取る場合、退職所得として退職所得控除の対象となります。
ちなみに、老後の収入は公的年金が中心となりますが、夫婦2人が受け取る1カ月あたりの標準的な年金額は、会社員の場合で約22.1万円、自営業者の場合で13.0万円。それに対して、老後の平均的な生活費は約27.8万円と言われています。
消費税もあがり、介護保険料の支払いを始める年齢引き下げもあるとも言われている中、税制面で優遇のある貯蓄方法を一度検討してみることも必要なのかもしれません。