コロナ融資の借り換えについて
2023年1月24日更新
コロナにより売上が減少した企業に対して無担保・実質無利子で融資を行った、いわゆるゼロゼロ融資制度は2020年3月からはじまり、融資総額は43兆円とも言われております。
こちらの融資、返済猶予期間を3年間としている企業が多いことから2023年7月~2024年4月に集中すると見込まれています。
コロナの影響がまだまだ残る企業も多いため中小企業庁では1月10日から新たな借り換え保証制度をスタートさせました。
<コロナ借換保証の概要>
□ 保証限度額 : 1億円
□ 保証期間 : 10年以内(据置期間は5年以内)
□ 金利 :金融機関所定
□ 保証料<事業者負担>:保証料は基本0.2%、
□ 必要書類 :経営行動計画書
□ 要件 :売上又は利益率が5%減少等(セーフティネット認定)
□ その他 :100%保証の融資は、100%保証での借換可能
当初の融資ように金利が0円になるわけではありませんが、保証限度額が6,000万円より大きく、保証期間も10年あるため資金繰りの支援効果は十分にあると考えられます。
コロナの影響に続き、円安や物価高も進行し、倒産件数が増加傾向にあります。
新たな借換保証制度は要件も緩く、計画書も簡易なもので済むため、想定通りに売上が戻らない企業は活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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