「オリンピック選手の賞金・報酬」
2021年5月18日更新
オリンピック競技で入賞すると、JOC(日本オリンピック委員会)から報酬を受け取ります。
その金額は入賞した順位によって異なり、2016年のリオオリンピックでは
・金メダル…500万円
・銀メダル…200万円
・銅メダル…100万円
となっていましたが、今年の東京オリンピックでは賞金額をさらに増額させる予定となっています。
パラリンピック競技で入賞すると、JPSA(日本障障害者スポーツ協会)から報酬を受け取ります。オリンピック競技と同様にその金額は入賞した順位によって異なり、
・金メダル…150万円
・銀メダル…100万円
・銅メダル…70万円
となっています。
一般的には賞金や報酬は「一時所得」と扱われ課税対象となりますが、上記のオリンピックの賞金・報酬に限っては所得税法により特別に「非課税」とされています。
また、平成22年の税制改正によって「JOCに加盟している競技団体からの報酬金も非課税対象になりました。しかし、JOCに加盟していないその他の競技団体から支払われる賞金・報酬金については非課税とはならず、所得税がかかります。
さらに、オリンピック・パラリンピック選手が所属している企業から独自に支給される報酬金も非課税とならず、こちらは給料として扱われます。
報酬金の非課税措置は現在、所得税法の本則で規定されています。